社会保険料の仕組みを理解して経費削減に繋げる!

社員を雇い入れると企業というのは社会保険料を必ず支払う必要があるんですね。

社員にとって社会保険というのは非常に優先順位が高く、会社もかなりの割合で支払ってくれるものになりますので、自己負担を少なくする事ができるというメリットがあるんですね。

企業にとっては社会保険に1度加入すると2度と止める事ができなくなってしまいます。

であれば、必ず支払わなければならない社会保険料をちょっとでも安くしたいものですよね。

社会保険の事について深く知る事ができれば、より経費削減に繋がるかもしれません。

ここでは企業における社会保険料のメカニズムについて解説したいと思います。

 

【目次】

 

社会保険料は意外と大きい金額を支払っている!

企業が社員を雇い入れると社会保険料を支払う必要が出てきます。

企業が支払う社会保険料の中には、厚生年金保険料ともうひとつ健康保険料というものがあるんですね。

このようなものは毎月銀行口座から自動的に引き落としされているという事がほとんどだと思いますので、本人としてはあまり保険料を支払っているという意識はないかもしれませんね。

もっと言うなら、社員が自分で毎月支払っている社会保険料と同じ金額を勤務している企業側も支払っているという事は社員自身もあまり把握していないと思います。

ただ、1年間トータルで支払う社会保険料を計算すると、結構な金額の多さに驚くと思います。

 

厚生年金保険と健康保険って一体何?

厚生年金保険というのはサラリーマンが加入する公的年金の事を言います。

定年を迎えた後の老後の生活や死亡に備えるための保障制度という事で、若い時から積み立てた金額に応じた年金を老後に受け取る事ができるというものなんですね。

また、病気やケガなどが原因で障害が残った時には障害年金というものが支給されて、加入者本人が死亡した時にはその家族に対して遺族年金というものなどが支給されるんですね。

ちなみに自営業者や短時間労働者や無職の人などは国民年金に加入する事になっています。

健康保険はケガや病気・出産・死亡への保障をするための医療保険の1つになります。

サラリーマンであれば加入するものになります。

日本では国民皆保険制度というものを採用しておりますので、全ての国民が医療保険に加入しなければならないんですね。

ケガや病気が発生した場合、治療費やその他の費用の一部を国や自治体が負担してくれます。

それらの他にも、治療費などで一定の金額をオーバーした部分については、高額療養費として払い戻しを受け取る事ができるという非常に有り難い制度もあるんですね。

このような制度がある事によって、経済的に困窮しているという一般の方だったとしても、関係なく平等に様々な医療サービスを受ける事ができるんですね。

 

社会保険料の算出方法とは?

社会保険料は標準報酬月額表という基準表で定められている月額に保険料率を掛けて算出するものになります。

この標準報酬月額表には設定月額に少し幅があるんですね。

簡単に説明すると、毎月の給与が210,000円以上230,000円未満の場合は220,000円として算出しますので、毎月の社会保険料の支払い額としては一律で25,515円という事になります。

そして、毎月の給与が230,000円以上250,000円未満の場合は240,000円として算出しますので、毎月の社会保険料の支払い額としては一律で27,835円となります。

つまり、極端な話ですが、給与が229,999円の人と230,000円の人では、給与がたった1円しか違わないのに、毎月の社会保険料の支払い額が2,320円も差が出てくるんですね。

企業側はこのような事も頭に入れておくと、社会保険料で経費削減を図る事ができます。

 

パートやアルバイトを雇う事も経費削減に繋がる!

この他には、社会保険料で実行できるもう1つの経費削減方法としては、そもそも社会保険料を支払う必要のない人を雇い入れるという方法もあるんですね。

つまり、正社員ではなくて、パートタイマーやアルバイトを雇用するという事になります。

業務の内容をチェックして、正社員でなくてもできるような仕事をパートやアルバイトの人にやってもらうようにすると保険料を削減する事ができるんですね。

ただ、そうなると従業員を全てパートやアルバイトにすれば良いと思ってしまいがちですが、正社員の方が責任の重い仕事も任せられますし、会社への忠誠心も違ってきます。

なので、この方法はあまりオススメできません。

長期的な事を考えると、ちゃんと正社員を雇い入れて、社会保険をしっかり支払って、人材として育成する事も大事になります。

パートやアルバイトと正社員の割合をしっかり考える事も非常に大事なってくるんですね。

 

社会保険料の知識は知っておいた方が良い!

社会保険料の事を全く勉強しないで、何も分からないままただ払い続けるのはあまり良くないと思います。

ちょっとした事でも経費削減する事ができるので、社会保険料の仕組みをしっかりと理解して、少しでも支払う社会保険料を少なくできるようにしましょう。